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「となり町戦争」の三崎亜記の新作短編集です。
つか、
めずらしくビジネス書以外の新刊で、おもしろそう♪と手に取った一冊でした。
となり町戦争で描かれていた日常の綻び、というか
ある種のSFチックな誤差、というか
ゆるい日常のスケッチで、薄ら寒いリアリティを積み上げていく。
まったくもって荒唐無稽な虚構世界が、やけに現実味を帯びていく。
おどろくべき筆力。
テーマは、果てしない夢と情熱、そしてそれを見守る存在故の夢追い。
希望と愛、いまの時代に生きるからこそ、読んでおく物語だと、思った。