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思えば、あまりお金に余裕があった時期が少なかったような。
オイラみたいな仕事は、引合があった段階で、金額が決まってることは殆どありません。
企画にしろ制作にしろ、どのレベルでどのくらいの仕事量というのが、発注時にあまり明確ではないからです。
当然、いざ請求の段になって、思ったよりも安かった、という仕事が少なくありません。
しかも、哀しいことに、手数が多くて終わるまで手間も時間もかかり、苦労した案件ほど、
びっくりするような安い金額だったりするわけです。
制作を仕切るクリエイティブディレクターや営業プロデューサーのクセが大きく関係しているので、
これはなんとも云えませんが、やはり相性というものはあるのかなと。
実は、昨夜突然、久々に連絡してきた制作プロデューサーがおりまして。
来週から2週間で仕上げなければならないPRプランを手伝って欲しい、という用件でした。
年末進行中のため、自分が関われない部分を助けてくれ、ということだったのですが、
以前、彼から同じような仕事の振り方をされて、物凄く苦労をした割に、仕事の仕上がりも納得いかず、
さらには売上がメチャメチャ悪かったという、三重苦を味わったので、当然お断り。
それにしても不思議なのは、PR施策のプレゼンで、コンセプトワークを手伝って欲しい、
という仕事の値段が「ポケットマネーで3万円」という値踏みです。
「プレがウマくいったら向こう3年は制作仕事が続くから(泣いて欲しい)」ということらしいのですが、
本気でプレを勝ちに行きたかったら、きちんと予算を組むべきじゃないかと。
オイラの経験から云って、どんなに安い仕事でも最低10万からでしょう。
時間拘束も長く、基礎調査も必要なPR施策のコンセプトワークに1稼動につき3万とかって、
いまどき学生バイトすら雇えないと思います。
この年末、ある大手印刷会社からの依頼の仕事でも、似たような切ない値付けがあったのですが、
「やっていただいたら来年もありますので」的発言をされたので、思わず釘を刺したことがあります。
どんな仕事でもありがたく請負うことができる人は、ホントすごいと思います。尊敬します。
その能力も、大人の対応も。
でも、
オイラにそんな余裕はありません。
一度安い仕事を引き受けると、そこで価格が決まっちゃうような流れが我慢できないのです。
たしかに割の良い仕事は激減しています。
仕事自体が少なくなっている状況なのも承知しています。
だからといって、自分の時間を切り売りして、納得のいかない仕事ができるほど、大人になれないのです。
甘い、のかもしれませんが。