凄まじい勢いで屹立する
腕の様な茎を目の前にすると
恐怖心が先に立った
破瓜の痛みを思い出す
激しい出血が止まらず
男も私もただ騒ぐばかりだった
はじめての夜
最悪の思い出だ
気恥ずかしさは
性交そのものよりも
自身の肉体に関する
あまりの無知さ加減に対してだった。。。
大きすぎるにも程がある
あごが疲れるほど口で奉仕させられた後
両足を跳ね上げて 限界まで開かされた
いきなり 乱暴に突き入れてきた
性器の大きい男にありがちな無神経さが
無性に腹が立つ
まともな愛し方もできないで
なにが「気持ちいいだろ?」なのだ
性急な動きで 乱暴に乳房を握る
手入れの足りない指先が 執拗におっぱいの先を嬲る
いらいら、する。
ガラスを爪の先で擦りつける不快な音が
私と男の繋がり目から聴こえてくるようだ
がくがくと腰の動きがはやまり
男だけが昇りつめている
こころがざらついてくるのがわかる
「声だしていいんだよ」と
私の女の部分を蹂躙している
馬鹿でかい器官の持ち主が言う
はぁはぁと息を荒げながら
焦らずに ゆっくりと
満たしてくれればいいのに
愛情とは 本来
そういうものでしょうに
妊娠を伴わない生殖行為を行う動物は人間だけ
その行為に意味を欲しがるのも そう
意味なんて ないのにね
意味なんて どこにも ないのに