tumblr上には美しいものも汚いものもエロいものもおもしろいことも悲しいこともバカバカしいことも完全に合法的なこともグレーに思えることも、その他あらゆるものが同じ高さに並べられている。
tumblrユーザーのAさんは並べられたものの中から自分にとって価値があるものを“like”とか“reblog”という方法で選び、Aさんが選んだ結果は時系列に従ってまた同じ高さで並べられることになる。

・・・といくら言葉を連ねてもtumblrの衝撃度を説明できるとは思えないので、少しでも興味のある方は“tumblr”で検索して実際に使ってみてほしい。今のところは(たぶん)完全に無料だしインターフェースも直感的でわかりやすい。万が一にも法律に触れる可能性を回避したいならART、Photography、Artistといったディレクトリから既存のtumblelogを見ていくことに留めればいい。tumblrは最大10MBまでの画像がアップできる仕組みになっているので、かなり鮮明な画像を鑑賞することもできる。
ただし最後は自己責任でtumblrを使用していただきたい。
なぜならさっき書いたようにそこにはまるで整頓されていないおもちゃ箱の中身のようにあらゆるものが詰まっていて(たとえばエロティックな写真を見て気分が悪くなったり)、あなたに害を及ぼす可能性だってゼロではないのだから。

YouTubeもgoogleの「本文検索」も、10年前に「こういうサービスが合法的に行われるようになるかもね」と言ったらほとんどの人が首をかしげたはずだ。
tumblrが学校で教えられるようなものになるかどうか、それは今のぼくにはわからないが、その洪水のような情報の流れからは何かが生まれてくるような気がしてならない。

東京のアート情報を発信 立川直樹責任編集”TOKYO ART PATROL”~東京アートパトロール~ : ARTだって入っているとんでもないおもちゃ箱 ~TAP読者に伝えたい、tumblrの衝撃~ (via syoichi)