ブログネタ:「あの時頑張っておけばよかったな」と今、思うこと 参加中
わりと諦めの早いタイプだったんでね、奥さん。
あんとき、踏ん張っておけばなぁっ!て思えることは鬼のようにありますです。
まず、
(1) 水泳でオリンピックを目指したとき
選考会で記録が奮わず、とっとと諦めちゃったこと。
一緒に競っていたYくんはその後、
ロサンゼルス五輪に出場(メダルは獲れませんでしたが)、
今は母校で水泳コーチになっております。
水連の某理事には「○井クンはドラマのモデルになったんだよなぁ?!」と勘違いされました。
たしかに主人公の名字は同じですし、
選考会で落ちたのをキッカケに自堕落な生活を送ってましたし、
海辺のレストランでバイト生活したこともありました。
でも、
TYが演じたような親友キャラも
HRのような魅力的な妹キャラも
オイラの人生には登場しませんでしたし、
なにより
主人公役のSTは、下の名前以外ほぼ共通項がありませんから。
とはいえ、
たらればが許されるのであれば、あの時負けたからといって、水泳を諦めるべきではなかったなぁと。
以降のオイラの人生そのものに顕れるような、
も ち ょ っ と が ん ば れ や !
って空気も、なかったんぢゃないかなぁ。
(2) ミュージシャンとしてデビューしたとき
で、水泳あきらめた後、自堕落な若者生活をしていたオイラの後頭部を、
ガツガツと打っ叩いてくれたのが、60年代70年代のロックミュージックでして。
いや、あれですよ。
当時は「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」谷村ちんぺい新司@ブレイク前のアリスの時代です。
モーリスのフォークギター買うと、アリスのライブに無料招待してくれるキャンペーンが付いていました。
中3だったオイラは当然、そんな
フォークギター → 遠くで汽笛をききながら雨やどり旅の宿 → 浴衣のキミはボクの恋人ひとつ年上 → 初体験 → 爛れた愛欲の青春1977
と、ジャンボリーな性欲火星人だったわけですな。
その意味で右に出るものはいなかった。。。
で、
月刊Playboyなんぞを読むとですな。
ベイシティローラーズでもレイジーでもなく、
クラプトンでありパープルでありジミヘンであり、かろうじてクイーンだったわけです。
あ、
基本はビートルズね。
で、
やりましたよ。
JAMみたいな、パンキッシュなスリーピースバンドを。
ストーンズもビートルズも、なんとなくアナーキーな荒削りな音になっちゃう。
酷いバンドで。
なぜか声だけは高音が出るモンだから、しまいにはジャーニーとか。
女子のボーカル入れて、スターシップとか。
軟弱路線。
で、
中央線某駅前のパブで
ルックス抜群、性格最悪なトリックスターに出会うわけです。
店の終いがけになると、ヤツがローリングストーンズのライブビデオを流してテーブルの上で踊り始め、
オイラが調律がしっかりしていないオンボロのピアノを弾いて合わせる。
そのうち、80年代のシンガーソングライターブームを牽引していた
EレコードのKディレクターの目にとまる。
スター性は充分、なのに
気まぐれで
鬼のように喧嘩っ早くて
練習嫌いなツレが
クスリにハマる。
せっかく1枚つくったレコードも、
結局はほとんど日の目をみることもなく、
ある夏の終わり、変わり果てたヤツの遺体が若狭湾沖に浮かぶ。。。
音楽を趣味にするのなら、この会社にも仕事がある。
と、
通販事業部の顧客管理へ。
音楽を趣味にする。。。
一度でも聴衆から金をもらってステージに立った経験のある人間には、
音楽を趣味にすることの残酷さなど、理解できなかった。
諦めなければよかった。。。
(3) 制作部長になったとき
90年代はじめ、中堅のSP会社で働いていましてね。
入社からわずか2年で制作部長になったんですが、
担当していたクライアントからの総売上が2億ちょっと。
い い 気 に な っ て ま し た 。
後に自分の会社を倒産させてしまうオイラですが、
あの頃、もっとちゃんと頑張っていれば…
今頃は、ものすごい借金背負って、とっととクビくくってたんだろうなぁ(笑汗
いやぁ、
経営だけはね。
難しいです。
とくに「ひと」の問題ね。
あれだけは、どうにもならんですな。
ちょっと思うんですけどね。
どんな人にも人生が一度っきりなのは、
この世の中で数少ないフェアなことの一つぢゃないですか。
だから、
あんとき頑張ってりゃぁ、とかのタラレバって、
全然意味のないことだって、みんな分かり切ってるワケでしょ。
所詮はエンタテインメントなんだって。
そう思わないと、切ないし、苦しい。
生きてりゃきっと、いいことがあるはず。
そう信じて、生きて行かなきゃ。
いや、
いいことがある人生にしなきゃね。
なにより自分の人生なんだからさ。
みんな、頑張ろうね♪