ブログネタ:「夢で良かった!」と思った夢 参加中
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父方のお祖母ちゃんが亡くなったとき、出棺前にご挨拶した。
うっすらと化粧をしてもらっていて、「あー、綺麗なひとだったんだなぁ」と思った。
お骨になってから、壷に移すときも現実感がなかった。
大学3,4年の頃、お祖母ちゃんと二人暮らしだった。
バイトやらバンドやら忙しくて、ウチに帰るのも遅くて。
あまりの寂しさに、ちょっとノイローゼ気味になった祖母ちゃんは、
田舎の叔父さんちに引っ込んじゃった。
そのときのいきさつは、オイラやオイラの親父にとっては不愉快なことなので
あまり思い出したくないのだけれども。あることないことで、親戚中で責められた。
オイラを悪し様に罵った親戚筋の男共が、祖母さんの葬儀の頃は
軒並み商売が上手くいってなかったり、リストラに遭ったりして、腐ってた。
当時、ITベンチャーにいて羽振りが良かったオイラに、手のひらを返したように
愛想をふる姿には反吐が出る思いがしたものだ。
最近、オイラが連中になった夢を見た。
しかも送り出すのはオイラの母。
あまり有り得ない光景だから、当然、夢の中のことだとわかるのだが、
身内を失った喪失感と
おくりびと、として充分なことをしてやれない口惜しさとで
ココロがバラバラになるような痛みを感じた。
目覚めてからもしばらくは、その感情に引きずられて1日不愉快な気分だった。
ホント、夢で済んで良かった。