
ブログネタ:自分の誕生日みんなにアピールする? 参加中
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明8月15日、終戦記念日は
ウチの娘の誕生日です。
同じ8月15日、
オイラの爺さまは、特攻の生き残りとして
周囲の蔑視に晒されたまま、
玉音放送が流れる病院で死にました。
戦死扱いを受けられなかったため、
婆さんは4人の子供をきちんと育てることが出来ず、
長男であるオイラの父を
遠縁の伯父さん家に養子に出したほど。
十代で働き始めた父の稼ぎは、
ほとんど家族を養うために使われてしまい、
母と結婚するとき、貯金が一銭も残っていなかったそうです。
なんかね、お金に忙しい親爺の様子をずっと見てきたオイラですが、
天音の親になってから、はじめてココロから尊敬できるようになった。
めちゃめちゃ遅いけど(笑
婆さまが90歳を過ぎて大往生してから、ずいぶん経ち
当時のいきさつをオイラが知らないと思っている親戚どもは、
「あーちゃんは、爺さまの生まれ変わりだね」とか言う。
ふざけんなっ! 娘だよ、む・す・め・っ!!
と思いながらも、ヘラヘラ笑って(さっさと氏ねばいいのに)と
密かに呪ってみたりしてることは内緒にしておきたいものだね。
さて、
本題の誕生日アピールなんですがね。
20代前半までは、ありましたね。激しく。
でも、後半になると
実年齢より老けて見られたい状況だったので、
誕生日、話題にしないようにしてました。
今は、そう、娘の誕生日にかこつけて
「親爺になって4歳になる」とか言ってます。
母親は妊娠の瞬間から母親になると言われる。
最近、痛ましい事件を見聞するだに、甚だ疑わしいのだけど。
父親は、生まれ出てきた子供の顔を見た瞬間から、
父親になる。これは実感。
あの、くそ暑い分娩室で
天音のアタマがぽっこり出てきた瞬間。
ものすごい量の涙があふれていた。
パパリロ誕生の瞬間、でもあったわけですが。
実年齢43歳で父親になったオイラとしては、
娘が成人に成る頃は、定年してるわけで。
これはもう、若い方向で誕生日を詐称するしかないのですよん。。。
複雑な人生だわぁ。