私的「いいね!」術
気付きをシェアして幸せになる’3-7-5ステップ’
ソーシャル?クラウド??
乗り遅れちゃったアナタだってだいじょうぶ!
facebook/Google+活用
*これは2011年9月6日(火曜)に開催されたセミナーの載録版です。
はじめまして!櫻井孝至と申します。
共通のお友達の引き合わせで、皆さんとお逢いする事ができました。
このご縁、一期一会を大切にさせていただき、 限られた時間ではありますが、
精一杯、私の知っていることをお伝えします。宜しくお願いします。
この講演の目的は、皆さんが「得」していただくことで、
私と出逢ったこの時間を「良かった」と感じていただくことです。
私の「気づき」を共有していただけば、
きっと皆さんに「ちょっとステキなキセキ」が起こるはずです。
私の本業は、ダイレクトレスポンスマーケティングという
「広告宣伝販促」の仕組みをつくる制作ディレクション業です。
主にプランナー、コピーライターと呼ばれる仕事をしています。
ま、正確に言うと‘いました’です。
一昨年、代謝障害が見つかり、手術と治療のため、長期入院しました。
人生を振り返る瞬間
東京タワーの真ん前に事務所を構え、
週3日はほぼ徹夜でハードワークの日々から、
急にセミリタイヤ生活を余儀なくされたのです。
そこで自宅のある東京郊外の小都市で、ネットを使っての
コミュニティ・コンサルタントビジネスにシフトして、
ようやく、というところで
3.11 東日本大震災が起こりました。
3.11
あの大震災が起こった瞬間の事は、
半年以上経った今も、鮮明に思い出されます。
犬社長(我が社の社長は、6歳のトイプードルのオンナのコです)のお散歩から戻った直後、
突然、ものすごい揺れに見舞われました。
地デジ化直後の42Vプラズマテレビ新ビエラを押さえるのが精一杯で、
食器棚に飾った自慢のバカラやリーデルのグラスは、
壊れるに任せるしかありませんでした(泣
そして、取材で外出中の美人妻に連絡を入れた後、娘の保育園に急ぎました。
園のホールには保育士さんたちに守られて、防災頭巾の園児たちの姿が見えました。
みな、すこし怯えながらも、落ち着いている様子で、涙が出そうになったほど、安心しました。
娘を引き取り、我が家に戻ると、近所の喫茶店で仕事をしている友人から連絡がありました。
ときどきシッターをお願いしていた娘さんなのですが
「店長から早上がりして帰宅するように言われたのですが、どうせ家に帰ってもひとりだし、
あーちゃん(私の娘です)も心配なので、そちらに寄ってもいいですか?」と。
正直、心細かったので、彼女の好意に甘えることにしました。娘も犬も大喜びです。
結局、妻はその日、取材先で一晩お世話になることになりました。
無理して帰宅して、怪我などしたら大変だからという、取引先様のご配慮でした。
余震が続く不安な夜でしたが、我が家はとても穏やかで平和な時間が保てました。
正直、地元の若い友人が、これほどまで私の家族を心配し、
行動してくれるとは思ってもいませんでした。こころが震えるほど、感謝しました。
そして、、、3.11をもって、私を取り巻く環境は一変していきました。
天災を理由に
突然、これまで進行していた仕事は、続々と止まったり、消えていくようになりました。
地元のコミュニティビジネスに関わるものも、多くは「
震災復興支援チャリティ」という名目が付くようになりましたが、
おかげで企画や運営実施で報酬をいただくことができなくなったのです。
大打撃でした。
しかし、その一方で
「これは社会変革のときだから、今やらなきゃならないと思う」と、
共同事業を興そうという声もいただきました。
ダイレクトレスポンス研究所(D研)DDM事業です。
今、私がこの場所に立っているのも、実はそのご縁から始まっているのです。
ここでも私は大きな気付きをいただきました。
facebookとの出会い
私は今年の6月頃から、話題になったfacebookを始めました。
現在4ヶ月めに入ったところです。
DDMのお話をくださった細野晴義所長のススメもあり、
D研のコミュニケーションサイエンス研究員として、
事実データの収集と分析を目的にリスタートしたわけです。
登録したのは実はもっと以前だったのですが、
5月頃までの私のFB友達はわずか5~8名でした。
6月から数えて3ヶ月を経過し、9.3 15:45現在、1,669人のFB友達がおります。
(*承認留保分40人を除く)
**追補 2011.9.9 1:30現在、1,774人
facebookの歩き方
なにせシャシーだけのクルマに乗って、標識のない、出来たばかりの道をいく旅なので、右も左も判りません。
でも、なぜかココロはウキウキわくわくとしていました。
まずは「ともだち100人つくるんだっ!」と意気込んで、「いいね!」イベントに参加しました。
しかし、その時点ではまだオフ会には参加しませんでした。
新しいお友達の「ウォール」(専用の掲示板)には、とても面白そうな興味深いものもあれば、
ほんの挨拶程度だけど心のこもった文章も、ステキな写真もありました。
その一つ一つは、とても新鮮で、様々な気付きや癒しを沢山くださいました。
さくらいさんたちとの出逢い
あるとき、細野さんとの会話の中で思い付き、はじめてみたのが
「さくらいさん ちょい集合」という非公開グループでした。
きっかけはFBの世界で私とおなじ「櫻井」という苗字の方はいったいどのくらいいるのだろうか?
という素朴な疑問でした。
ちなみに櫻井という苗字は、日本一多いと言われる佐藤さんと比べて、
約10分の1の世帯数しかないと言われています。
今日現在、このグループで「さくらい」さんは120人を超えています。
(私が把握しているFB内での櫻井さんは、さらに100人以上いらっしゃいます)
さくらいさんに共通すること
なにせ同じ苗字というだけで繋がっていますが、やはり興味は
「ご先祖が同じ?」「リアルな身内がつながる?」「共通の特徴があるのでは?」ということでした。
そこで分科会的に小さな会合をやってみて、いろいろな取材をかけてみました。
なかには出逢いの神様/女心の専門家と言われる著述業の櫻井秀勲先生もいらっしゃって(汗)
大量な実に興味深いデータ(エデュケーションに関わる仕事をしている方が多い、世話焼き、おせっかい、行動的)をインプットさせてもらいました。
アナタは、とても興味深い情報です。
こうして、私は本業である研究者という観点から、いくつかの事実を知ることができました。
・私たちは情報(知識、ナレッジ)の集約態である。
・情報には3つの使い方がある。
・お金も時間も人も、すべては情報である。
・人の行動は情報によって制約される。
・人を制約する要素は7つある。
・制約から解放されたとき、幸福は最大となる。
・制約がゼロになった時点で、リスクも最大となる。
情報の3つの使い方
情報の使い方/使われ方は大きくわけて3つです。それは
浪費
消費
投資
これらはお金や時間の使い方/使われ方として置き換えて言えばわかりやすいでしょう。
そして、ソーシャル社会の中においては、まさに「人」という情報そのものの使い方、使われ方と言えます。
浪費扱いされる事なく、また消費される(使われるだけ)でなく、
将来にわたって期待され、高い評価を与えられる「有望な投資先」となることを目指すことが重要です。
私たちを縛っている7つの制約
人間の行動を規制する、制約には次の7つがあります。
・時間 使い方
・場所 住んでいる場所 働く場所
・人 付き合い方
・お金 稼ぎ方 殖し方 使い方
・仕事 働き方
・外見 服装
・常識 ものの見方 考え方
これらの制約のウチ、ひとつでもふたつでも、自分自身が納得しているものがあれば、
私たちは幸せと感じることができます。
まず、あなた自身の声を聞く
いま申し上げた7つの制約は、そのまま、「心配」「不安」というカタチで意識の中にしまわれているものです。
まずは一度、これらの7つの事柄を「見直す」機会を作ってください。
仕分けのポイントは3つ。浪費、消費、投資です。
たとえば時間の使い方でいえば
「ムダに過ごしている時間。どうしても掛かってしまう時間。将来を考えると、もっと増やしてもいい時間。」
ですし、人の付き合い方であれば
「あまり有益とは思えない人。どうしても必要な人。将来もずっと付き合うべき人。」
となります。
こうやって見直していけば、自ずとあなた自身の問題や、解決すべき方法も見えてきて心配や不安がなくなるはず、
なのですが。。。
誰かの声の耳になる。
これまで何年も自問自答がなかったから、心配や不安が生まれるのだとも言えます。
そこで有効なのが、実はソーシャルやクラウドと呼ばれる対話のお道具箱なのです。
facebookやその対抗馬として最近話題のGoogle+などのSNS(ソーシャルネットワークソサエティ)は、
まわりの‘お友達’と、持っている情報を分け与え合う(シェアする)ことで、さまざまな気付きが生まれ、
それにより感謝され、信頼されるという仕組みで成り立っています。
ひとはみな独りでは生きていけません。
誰かにつぶやきを聞いて欲しい。
見つけて欲しい。
認めて欲しい、、、ものなのです。
そして私たちの不安は、いまやとても独りでは解決できるようなものでもなくなっています。
答えは誰かが持っていたりします。
私たちはこの道具箱を使って、問題を共有する事で解決できるようになったのです。
あなたの手が差し伸べられる先には
ココでちょっと体操です。
先ず、あなたの手を開いてみてください。
右でも左でも構いません。
ぐいっと拡げてみてください。
そして、じっとながめてください。
おやゆび、人差し指、中指、クスリ指、小指。
5本の指には、それぞれ名前が付けられていますね。
それが、つまりあなたをとりまく人の役割です。
親指はまさに「親」
生きる上でもっとも重要なこと、存在を意味します。
人差し指は「方向」
生きる指針を示します。
中指は「関係」
生きる上での中庸、バランスの大切さを示しています。
薬指は「注意」
時として苦いクスリを与える役割を示しています。
小指は「子ども」
まさに守り育てて行くべき存在を示しています。
ひとつぎや、になりましょう!
あなたの伸ばした手の先には、それを掴むひとが必ずいます。
その方々は、すべてあなたの5本の指の役割に等しい方です。
まずは、手を開いて、前に出してみてください。
右手でも左手でも、けっこうです。
そして握手してください。
さあ!
コレで、私はあなたの友達です。
人差し指か中指なのか、あるいは薬指なのか。はたまた。
そしてステキな事に私たちは両手があります。
差し出す方向は違えど、結ぶべきひとはさらに5人はいるわけです。
あなたの人生に深く関わる5人について
さて、いよいよ核心です。
あなたの人生にとって、イチバン深く関わっていると思われる5人を思い浮かべてください。
その皆さんは、実は先ほどの5つの役割人であると同時に、その前に考えていただいた、制約について、
解き放たれる方法を実践してる方、あるいはあなたの役に立っていただける方なのです。
さぁ今から12時間以内に、その方に連絡をして「ありがとう」と伝えて上げてください。
「気付いたことがある。あなたが私の人生の中でとても大切な存在だということを」
という気持ちでお話してみてください。
9.11を超えて
アメリカ同時多発テロ 9.11から、もうすぐ10年が過ぎようとしています。
ここに一遍の詩があります。
タイトルは「Tomorrow Never Comes~最後だとわかっていたならば」といいます。
『最後だとわかっていたなら』
あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう
あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう
あなたは言わなくても わかってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう
たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、 わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい
そして わたしたちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと
だから 今日
あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう
「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や
「気にしないで」を 伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから
ぜひ声に出して読んでください
この詩の作者であるノーマ・マレックは、職業詩人ではなく、ニューヨーク市の消防士でした。
9.11被災救助のために就いた現場で、救助活動中に行方不明になったひとりです。
この詩は、是非、声に出して音読してみてください。
自分の声がこれほど、真摯で、慈愛に満ちてココロに響くものかと、びっくりするはずです。
そして、きっと、涙が止まらなくなるでしょう。
3-7-5のおさらい
さて、ここまでのことをおさらいしますね。
・ひとはみな「情報のるつぼ」であるということ。
・お金や時間と同じく、人も「浪費」「消費」「投資」の3つの使い方/使われ方があること。
・ひとは制約(規制)=心配や不安から解放されるとハッピーになる。
・制約とは「時間」「場所」「人」「お金」「仕事」「外見」「ものの見方/考え方」の7つであること。
・あなたのまわりの人は、拡げた手のひら通り、5つの役割を持っていること。
・これらをアタマに入れて「見直し」するのにfacebookが有効ということ。
あなたの選んだ5人はあなたのココロ強い味方であり、仲間となります。
なぜならば、あなたは彼らの存在に助けられ、感謝を忘れないからです。
自分の存在を認め、なおかつ、感謝を忘れない人に対して
私たちはどう感じますか?
先ほど挙げた道具箱については、 ケータイでも気軽に始められます。
まずは使い始めてみることをおススメします。
* 米心理学者ゴスリングは「その人について知りたければ、一緒にいるより、持ち物を見てみればいい」といいます。
実際、どうやってあなた自身の幸せの目標を見いだし、その気付きをくれたコメントをシェアし、問題解決の答えを導いてくれた友人と繋がる方法については、ご要望に応じて、個別段階的にアドバイスいたします。お気軽にお問い合わせください。
facebookを超えて
気付きを共有して、信頼を築く、対話の仕組みを持っている道具箱は、いくつか存在します。
選択肢が多過ぎて、どれが自分にピッタリなのかわからない、だから使わない。
行動しないひとが多いのですが、最悪な風潮としては、「使っていないことが恥ずかしい。」という心理から、
「そんなことはもう知ってる。だから使わない。(本当の効果など、知らないのに!)」
と逃げるひとが多いです(笑
知ってて行動しないのは、何も知らないのと同じ。無の結果しか生まれません。ある意味、知識は思考を奪います。ヘタに知識を詰め込むと「なぜ?どうやって、問題を解決するのか」という考えをヤメてしまうからです。
私たちはみな試行錯誤して、はじめて正解に辿り着き、成功するのです。
それを認めてくれる存在が、まず5人いれば、あなたの人生は確実に幸せになります。
最後にお伝えしたいのは、私たちはもうひとりで何かを解決できるほど甘い状況にいないということなのです。
しかも、様々な側面で、私たちは問題を抱えています。
どうか、なんでもお話しを聞かせてください。
伸ばした手の先に、互いの手があったのです。私たちはもう友達です。
これがIT(情報技術)の根本だと思っています。
気付きの共有を、効率良くスピーディに広めて、より多くの機会を増やすこと。
あなたの腕を何本も増し、その手のひらを何倍にも拡げていきます。
一期一会の増殖であり、気付きで築く信頼の波紋が、しあわせチャンスも拡大させていくものと、確信しています。
これでわたしの話は終わりです。
この後は具体的な問題について、質疑応答の時間とさせていただきます。
お答えについて、専門的な領域に関わり、なおかつ、別の適任者がいると判断した場合は、後日、ご紹介というカタチで対応させていただきますので、宜しくお願い致します。
ありがとうございます。
櫻井孝至DDMでした。