ブログネタ:何の試供品があったら嬉しい? 参加中
日用品の領域のものならば、すべて、ですがね。奥さん。
新しい要素が1つでも含まれているものならば。
日用品は、定番と呼ばれる強い商品ブランドが、常に選ばれる。
と、思われがちですがね。
オンリーワンブランドから滑り落ちてきた商品というのも、あるわけです。
今までは商品開発も「大衆」「ニーズ」というものが、比較的明確だったわけで、
そこに向かって投資していけば、なんとかたどり着ける状況だったのですが。
今は
「大衆」が消失し、「ニーズ」も曖昧になっている。
次代の新しいスタンダードというものが作れない状況だ。
これは偏に、今のメディア&コミュニケーション環境によるものなのだけれど。
もしかしたら、
顧客のニーズを吸い上げよう、などと不遜なマーケティングはもうやめたほうがいいのかも。
ひたすら、
「おれ、この商品必要だと思うからさ」「わたし、こんな商品ができたら一生買い続けるわ」という
作り手・送り手側の勝手な思い込みを、ひたすら押し付けていく。
それも圧倒的な量と質で。
だって、
買い手は気まぐれだし、シビアだから。
意見を聞けば厳しいことばかり言うけど、その割に要望が満たされても、それを買い続けるとは限らない。
いい例が、飲食店での客の態度だろ。
「おいしかったよ、また来ますねっ」とかなんとかいっちゃってる客ほど、リピートしないんだよ。
その瞬間は、たしかに満足してるし、機会があれば、また来るのだろうけど。
ほぼ、ない。
つまり、
試供品をつくる意味は、マーケティング的な、正しい商品開発のためではなく、
商品ブランドを定着させるためだけに使われるほうが効果が高い、と考えられる。
タダでも嬉しくない試供品、が多い中、儲かっちゃった、なり、助かった、なり
ポジティブな反応はもちろん欲しいところだが、これも、化粧品のサンプリングなどで見えている傾向が
「普段使っているもの以外のサンプリングは、喜ばれない」ということ。
案外、なんでもない面構えの日用品のほうが、
将来的な購買持続力があるんぢゃないかなぁと思う。