ブログネタ:海外ドラマ、気になるタイトルは? 参加中
先日、「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」の第5巻をTSUTAYAしてきたんですけどね。
1話分、余っちゃったらしくて、ワーナーのTVドラマシリーズ「CHUCK」の第1話がオマケでついていました。
正直、まったく関係ない話だからして、メイキングでも入れておいてくれたほうがありがたかったんだけど、
観ました。
観ちゃいましたよ、最後まで。
だって、面白かったから。
家電量販店のお客様係チャックは、アラサーのさえない毒男。
親友とは呼べない、おじゃま虫の同僚モルガンに付きまとわれている。
物語はチャックの誕生日パーティーから始まる。
美人の姉エリーの計らいで、たくさんのカワイコチャンたちがパーティに招かれているのに、
イマイチ、チャンスを活かせず、落ち込むチャック。
と、
その夜、全身タイツの覆面強盗に忍び込まれ、宝物のPCを盗まれそうになる。
モルガンとふたりで必死に撃退するも、運悪くPCは壊れてしまう。
さらには、たかが空き巣、にも関わらず、ものすごいカンフーの使い手で、まんまと取り逃がしてしまう。
逃走する車の中で覆面をはずす犯人は、なんと、美しいブロンド美女。
前日、店でチャックに壊れたケータイ電話を直してもらい、なんだか雰囲気いぃカンジの彼女、サラちゃんだった。
実はチャック、こうみえて名門スタンフォード大学出身。
ルームメイトだった親友のブライスはCIAのエージェントとなっていた。
彼はある謀略に関係し、国家機密を盗み出すと、
バースディ・メールに紛れ込ませて、チャックに送っていた。
サラちゃんは、そのメールをPCごと盗み出そうとして、失敗したのだった。
なんと、チャックはすでにメールを読んでいて、
彼の脳みそには、国家機密情報が映像として刷り込まれていた。
そして、当然のごとく事件に巻き込まれていくチャック。
刷り込まれた情報を無意識に活用して、
爆弾テロによる防衛長官暗殺の危機を救ったことで、
親友の同僚であったサラちゃんと共に、国家の危機を救うべく活動を開始する。
そう、チャックは「歩くコンピューター@国家機密情報含む」なのである。
と、勝手にレビューしちゃいましたけれども。
正直、放映権はどこも獲らないだろうなぁ。
だって、主人公はユダヤ系デカッ鼻濃めの、日本ではウケない顔だし。
敵役も微妙だし。お邪魔虫キャラのモルガンもキモいし。
話自体が荒唐無稽すぎるし。
唯一、サラちゃんを演じる、イヴォンヌ・ストラホフスキーがエロかわいい♪
国家機密を映像化したデータ、というのも、普通はあまり信憑性がないですよね。
でも、実はこれ、リアルなんです。
昔、役員をやっていたITヴェンチャーでは、映像データの機密化を「ネットワーク・ディストリビューションにおける負荷分散」というテーマでやっていました。
たとえば、大きなデータを“そのまま”頑丈な箱に入れ、鍵をかけて運ぶのが、マイクロソフト方式のデータ配信セキュリティ。
一方、データの通り道は、太い道も細い路地もあるから、大きなデータを“バラバラ”にして、ランダムに鍵をかけて運ぶ、という方法を考えたわけです。
この方法だと、ペンタゴンのシステムを突破できるクラスのハッカーでも、解析に75年ぐらいかかる、超ハイレベルのセキュリティが掛けられるんです。
この方法は、未来の医療に大きく関わるDNAの塩基配列情報をセキュアに保つ電子カルテ技術に応用できると、大いに期待されていたわけですが、これ、ぱっと見た目にはフラクタルな映像にしか見えないんです。
つまり、スクリーンセーバーにしか見えないような映像が、実は人の遺伝子情報だったりする、というわけです。
この事実を知っていると、国家機密の映像化、まんざら嘘んこな世界ぢゃない、って思えますよね。
いずれにしてもCHUCK、DVDシリーズで観るしかないんでしょうねぇ…