ブログネタ:【ハロウィン企画第三弾】西洋のおばけと日本のおばけ、どっちが怖い 好き?? 参加中
最近のハリウッドホラーが日本製品のリメイクばかりなことからもお分かりいただけますよね、奥さん。
やはり、ねっとりと湿度の高い国の文化ならではの、生理的な怖さという点で、
冥途イン・ジャパンのおばけに軍配が上がりますなぁ。
欧米の怖さの概念の中心には、合理主義的な文化の中で「理屈に合わん!わけわからんっ!もー!怖っ」て
理論的な判断を越えた存在、未知なる存在への恐れってのが大きいんぢゃないかなぁと思うんですよ。
日本人に対してだって無表情で「なに考えてるのか判らないから、コワイぢゃんっ!」みたいな。
「呪音」や「ほの暗い水の底から」みたいな、無表情の子供の怨霊なんてのは、だから、もの凄く怖い。
一方、日本人のメンタリズムの中で、おばけは「理解の範疇にある存在」なんですよね。
「陰陽師」の時代から、理屈ぢゃなくて「すでにそこに居る者」としての認知がある。
だから同じ「呪音」や「ほの暗い~」を観ても、その怖がるポイントって、欧米とはまったく異なる。
むしろ、怨霊に対して感情移入しちゃって「おーおー、切なかろう。辛かろうなぁ」みたいな。
どちらかというと、いきなりドヴァァーンと登場されることへの生理的反応としての怖がりというか、
ドッキリ感がある。道具立て?演出?まぁ、そんなカンジ。
そんな日本人のメンタリティで、怖がるおばけというと、
元々が人間であるが故のリアリティみたいなものを感じさせるものが、圧倒的に怖い。
それも見たからにモンスター然としているのより、外見は人となんら変わらないヤツのほうが怖いね。
つか、
表向き普通の人なのに、身内を殺してバラバラにしたり、
障害のあるわが子を殺して犯行を誤魔化したり、
なんら関係もない人を十人以上も巻き込んで殺したり、
人を車で跳ねた上に何キロも引きづって死なせて逃げたりと、
そんな、おばけや怨霊よりも恐ろしい鬼畜の所業を仕出かす輩のほうが、
オイラよっぽど怖いんですけど。
どうですかね、アメブロ・ジョニーさん。