可笑しくて、やがて哀しき。

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人生とは、愛だっ! 熱血パパンですよ、奥さん。
そーそー。
奥山英朗『ララピポ』、読んじゃいました。
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みんな、しあわせなのだろうか。「考えるだけ無駄か。その道人生は続いていくのだ。明日も、あさっても」。対人恐怖症のフリーライター、NOと言えないカラオケボックス店員、AV・風俗専門のスカウトマン、デブ専裏DVD女優のテープリライター他、格差社会をも笑い飛ばす六人の、どうにもならない日常を活写する群像長編。下流文学の白眉!!(幻冬舍文庫のカバー裏書きより)
===

えっと、まずこの裏書き書いたヤツ、死ね。
ネタバレさせて、どうする。
わざわざ、あとがきをはずした構成にしているのは、
著者や編集が「この連作短編(群像長編ではないよ)は、
書評的なことを書くと、読む価値が半減する」ことを知っているから、
わざとそのようにしている(はず)なのだ。
それを売る側が台無しにしてどうする。
本気でアタマの悪いヤツだ。
それに「下流文学の白眉」ってのは、国語にすらなっていないよ。
大体、作家に対して、どんだけの侮辱だ。あ?
こんなことを書く低脳馬鹿を身内に置くようになったんですか。
出版界の風雲児、見城徹氏もヤキが回ったんぢゃないかなぁ。
ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)/奥田 英朗

¥630
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市民のための短編小説家、オー・ヘンリーを、さらに通俗的に邦訳したような
切なくて、可笑しくて、ドキドキさせられて、なぜかホッとする日常スケッチ。
劇団ひとり『陰日向に咲く』も、伊坂幸太郎『死神の精度』も、
『ララピポ』に出逢うために読んだようなものだ。
もしまだ、読んでいないのならば『陰日向ー』と『死神の精度』、
ついでに伊坂の『重力ピエロ』『グラスホッパー』『ラッシュライフ』『フィッシュストーリー』を
立て続けに読んでから、この『ララピポ』を読んで欲しい。
さらには『マドンナ』、『家日和』、カウンセラー伊良部シリーズ(『インザプール』『空中ブランコ』『市長選挙』)、『最悪』と、
続けざまに読んで欲しい。
あ、〆には『サウスバウンド』をどうぞ。
するってーと、
どれほど酷いことがあった一日でも、どんなに死んだほうがマシと思える一日だったとしても、
生きていれば必ず「あぁ人生ってイィもんだなぁ」と思える日がやってくることを信じられるはず。
すべての「頑張ってるのに、うまくいかない人のために」伊坂も、奥田も、劇団ひとりも、
いぃ小説を書いてくれていますよ。
人は皆、泣きながら生まれてくるのだから、
泣いたり笑ったり哀しんだり喜んだりすることから、
逃れて生きてくことなんて、できないんだから。
さっさと腹くくって、もっと人生を楽しめばいいんだ。
もっともっと、自分の人生を愛せばいいんだ。

繰り返します。

人生とは、愛だ!!

以上。パパリロでした。

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