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マスターカードのCMを見て
「なんて陳腐な演出なんだろう」て
思うひとはいないよね。奥さん。
あれってなんでだろうなぁと思うのは、
クリエイターの実感からくるものだからぢゃないかなぁと。
実際、テレビの深夜番組の企画で、
放送作家がマスターカードのCM作ってプレゼンしてたけど
やっぱ全然、ダメなんだよね。
陳腐で。
ありえねぇよ、それ。とか
全然プライスレスぢゃねぇよ、とか。
問題なのは、評価する側にもあってさ。
大切な視点を忘れてるんだよね。
プライスレスって感情は、
あたりまえの日常にあるもので、
とりたてて意識するものぢゃないんだよね。
わかりにくいもの。
でも、その「あまりにも当たり前、だけど大切」な「なにか」に
カード使って借金してでも、手に入れたいもの、という感情を訴求しているわけです。
だからね、「カードをいっぱい使ってください」ってのがテーマではないんだよ、担当者さん!
たとえ冗談でも、そんなコメントしちゃダメでしょ。
大切な訴求点は、欲望マーケティングではなくて、
「カードを使ってでも、守りたい存在がいますよね」という共感マーケティングなんだから。
しあわせを願う瞬間の、あの、独特の切ない感情を想起させることが大切なんですよ。
ということで、オイラのプライスレスは「身近な存在が幸せを感じている様子」です。
娘のお迎えに行くと、ホントうれしそうに笑って保育室から飛び出してくるときの顔とか。
徹夜で原稿を上げた後、コーヒーを淹れると美味しそうに飲んでくれる美人妻の様子とか。
ウチで孫と遊んだ後、駅で見送る俺たちに、いつまでも手を振る親父とおふくろの笑顔とか。
いつもあたりまえのように出会う表情だけれど、
かけがえなく大切なものだ。
いつまでもそうあって欲しいと願うし、また、
もしも金を出して買えるものならば、借金してでも、と。
この切ない感じこそが、プライスレスの本質なんだと、思う。




