なにやら哲学めいた境地?理屈はいいから安心させて。

script_post_impression,http://tracer.a-cast.jp/entry.js?cid=null&param={adid=null}2009年を大胆予想! ブログネタ:2009年を大胆予想! 参加中

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お正月の新聞は、ホントに読み応えありますね、奥さん。パパンですよ。
ま、
チラシ広告の中には、やはり「牛」にひっかけた駄洒落系のものもあったんですがね。
大方は妙にまじめに作っています。
つまり、
新年のめでたさはあまり感じられません。
これは、いかがなものか。
極端なのが、ISETANの賀詞広告。
企業ブランド広告なのでしょうが、メッセージが酷い。
意味不。
何を伝えたいのか、わけがわかりません。
元ちょいワルおやぢ・パパリロ肉鬼卿の「ぱぱりろん肉記」
元ちょいワルおやぢ・パパリロ肉鬼卿の「ぱぱりろん肉記」
 過去の成功や経験で、話さない。考えない。
  そうすれば、予測できない明日は、むしろ待ち遠しい。
 私って、こう。そんな思い込みを、脱ぎ去ろう。
  勇気がいるけれど、でもそれが、私。
 変わる。それが、変わらない、変えてはいけない、私。
 私? 私は、ISETAN!
  2009年のあたなたに、つぶやかせたい。
 まさか、ISETAN?
  やっぱり、ISETAN!
 www.isetan.co.jp

ますます厳しさを増す、不景気の予感で
哲学的な境地に至ったのでしょうか。
しかし、
まったくもって、これはいけません。
デパートの本分とはなんでしょうか。
80年代、西武百貨店・パルコ系の“不思議系”広告が全盛だった頃、
伊勢丹はスタークリエイター真木準によって、
安定した集客力の高いメッセージを発してました。
今回のメッセージが真木センセイのものだとは、考えにくいのですが
少なくともその流れを汲むはずの制作担当が、
こんな酷い仕事をするようでは、
I S E T A N も 終 わ っ て ま す ね 。
ということで、
ISETANは高島屋・三越には勝てません。
もしかしたら西武にも。
デパートの本分、それはホテルと同様に
顧客第一主義
すべてはお客様のために

これはメッセージの中にある「思い込み」ではなく、
揺ぎ無きアイデンティティなのです。
ましてこの不安定な時代に、客は「変化」など求めない。
「過去の成功や経験で、話さない。考えない。」などという、甘い思い込みが
顧客にどれだけの不安や不都合を与えると思っているのだろう。
もちろん
ブランドに胡坐をかく
ということではなく。
慢心することなく、つねに信用を守り、新たに信頼を形成していく努力を怠らない。
それが、デパート。いや、仕事の本分ではないだろうか。
こんな時代こそ、サービス業の知見が、すべての仕事場で活かされる時だと思う。
大いに過去の経験を活かすべきときだ。
ちなみに元旦、高島屋は秀逸な全15段広告を打っています。
元ちょいワルおやぢ・パパリロ肉鬼卿の「ぱぱりろん肉記」
 ハ ー ト 温 暖 化 。
 きもちは温かくありたい。
 世界からステキを集めることも
 ほっとするサービスをお届けすることも
 地球をやさしくすることも
 熱いハートで進めてまいります。
 T a k a s h i m a y a
  www.takashimaya.co.jp
 ‘変わらない’のに、あたらしい。

2009年は、基本に立ち戻る年。
ただ単純に「攻め」るのではなく、あらゆる知見を活かして「かつ(勝つ・活)」こと。
それが大切だと、思う。
ということで、
今年は「愛」と「勇気」そして「奉仕」の素晴らしき一年にしますぞ!
【いま、この瞬間に検索されているワード】
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10. 恋するマドリ

この中に、今年を占いワードが?!

“なにやら哲学めいた境地?理屈はいいから安心させて。” への6件の返信

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    黒犬さま >コメントありがとうございます。
    挑発、でしょうねぇ。
    高島屋のスローガンに対して、過剰反応してるカンジが透けて見えます。
    どうにも不愉快な後味がするISTETANの広告。
    担当者、かなり風当たり強くなりそうですな。
    いずれにしても方法が稚拙だし、愚かですよ。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    間違えた…。へっ!@オードリー風味。
    途中まではよかったのにね。「私」の比喩は、=お客さま、だろうが!と思いましたが、違いますかねぇ?
    まだまだ格上できる可能性を秘めているのは、提供する側ではなくて、それを選択するお客さまだと思うけど。。。
    やっちゃったね、Iさん。あーあ(-.-;)

  3. SECRET: 0
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    そだろ?
    まさに、この「私」の比喩が自分らだってところにも、稚拙さ・愚かさを感じるね。
    正直、この広告で息の根、止めちゃったカンジ。
    そのあたりSの愉快な仲間たちに聞いてみたらいいのに。例の熱血課長さんあたり、かなり面白がると思うよ。

  4. SECRET: 0
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    ぜひとも担当者に叩き付けたいくらいのお話。
    自分も背筋が伸びる想いです。
    それぞれの仕事の本分ってありますよね。

  5. SECRET: 0
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    おぉ、こちらにまでコメントありがとうございます。
    仕事の本分、矜持するもの、目指す高み。
    働く場でしか磨けないもの、プロとして、それを忘れたくないですね。
    今年も宜しくお願いします。

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